錫の鍛金ワークショップ体験記

「mikusoundmetal」さんの箱崎のアトリエで鍛金体験してきました!

鍛金作家の「mikusoundmetal」さんが、ワークショップを始めたと聞いて早速体験に行ってきましたのでレポしますね。

今回使う金属は錫(すず)!金属の中では柔らかく伸びやすいため初心者でも加工しやすいそうです。そんな錫をこんな感じでトンテンカンテンと叩きまして、豆皿、アクセサリートレイなど好みのカタチを叩いて作ります。

平らな金づち、丸い金づち、大きな金づち、小さな金づち…金づちだけでもこんなにあります。

見たことない道具たち。左手前の不思議なカタチをした金属加工用の作業台は、鉄床(かなとこ)あるいはアンビルというそうです。

錫のインゴットの中から、お好みのインゴットを選びましょう。叩き方にもよりますが、最初のインゴットのカタチでわりと最終のカタチも決まります。

私はこちらのスライムみたいなカタチを選びました。

最初は先生からのレクチャー。金づちの振り下ろす先を必ず見て、指を叩かないようにだけ注意!よそ見厳禁ですよ!!怖い人は、プライヤーで挟んで叩くという手もありますので安心ください。

端っこを持って、叩いていきます。腕力は必要ありません。金づちの重さと重力で、叩いていきます。

なんとなく全面叩いたかなというところです。伸びてきたでしょ。

リズミカルに叩く音が響きます。大きな音が苦手という人は、耳栓があったほうが集中できるかも。私は音は全然気になりませんでした。

叩く人によって個性が出るのも面白いです。私は前職の職業柄、工業的に均等に伸ばしてしまうのであまり槌目が出ていませんね。

表面の違い、分かりますか?

縁を叩かずにぷっくりさせるのもかわいいです。

平面的にある程度伸ばせました。お皿じゃなくて器にしたいので、丸みをつけていきます。

木型に添わせるようにゆっくりと叩いていくと、丸みを帯びてきます。

裏面はこんな感じ。

おしゃべりしながら1時間ほど叩いて三者三様の錫の小皿ができあがりつつあります。イチジクのブローチを置いて、サイズ感や使用感を見たり。

文字入れもできますよ。英文字なら何文字でも。(数字は今後対応予定だそうです)

出来上がり~。今回体験の二人ともアクセサリートレイとして作りましたが、錫は抗菌作用もあるので、食器としての利用も可能です。あなた次第で、おちょことか豆皿とか平皿とか、お好きなカタチに仕上げられます。表面を重曹で磨くとピッカピカになりますよ。

ワークショップの所要時間は約2時間ほど。費用は1枚4,000円です。2枚作りたい?できますよ~!複数枚割引がありますので、追加は1枚につき3,500円です。作品はもちろんその日に持ち帰れます。ワークショップの場所は箱崎駅近くの「mikusoundmetal」さんのアトリエです。詳しくはワークショップのページをご覧ください。12月の開催日は、12月11日(日)14時~と12月14日(水)14時~です。各回3名様まで。お申し込みは、以下のフォームからどうぞ。金属を叩くのとっても楽しいので、ぜひ体験ください!プレゼント、贈り物にもおすすめです。

Pick Up この記事で紹介した作家

mikusoundmetal

手に取ったり触ったりした時に、非日常の空間へ繋がれるような作品を創っています。 すべて手作業で金属を叩いて、熔接し、磨いて創っているので、ひとつずつ音も異なります。お気に入りの音色を見つけていただけると嬉しいです。

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