箱崎の裏路地2階にある、隠れ家的中華に担々麺ランチに行ってきました。夜はバルになります!
箱崎の街は昔ながらの狭くて楽しい路地も残っていて、路地探索もおすすめです。今日は、そんな路地のしかも2階にある隠れ家的中華のお店「中華バル あおいくま」をご紹介します。
ハコイチがある通りの一本山側の通りは通称「大学通り」と呼ばれています。そう、かつてこの通りの先に九州大学がありました。今は九大のキャンパスは糸島に移転して、元キャンパスは絶賛開発中。九大箱崎キャンパスの象徴的な建物である工学部本館などいくつか明治建築を忍ばせる建物は残るようです。
話がそれました。さて「中華バル あおいくま」、ランチタイムは「CAFE KUMANO KYUSOKU」として、中華粥と麺が楽しめるお店です。店内は2階ということもあって、通りに面した大きな窓があって明るいです。カウンターと、窓際にテーブル席の配置。
メニューはこちら。私のイチオシは汁なし担々麺です。麺の太さが選べますが、私は太麺派。はらぺこの時は、点心セットもおすすめ。つるっとしたワンタンと、カリッと揚げた春巻で大満足になります。中国茶もね~いいですよ~。
ほら、汁なし担々麵がやってきました!
温玉と薬味のミョウガとカイワレ、もやしとをぐるぐるぐるーっと混ぜて、いただきます。辛さはピリッとするくらい。辛いのが好きな方は辛さ増しもできますよ。太麺に絡む坦々が美味しすぎる。汁なしなので猫舌の方にも安全です。暑い日も寒い日も、いつでも食べられる汁なし担々麺。
ここでちょっと、小話を。担々麺の生まれ故郷、中国の四川では汁なし担々麺こそが担々麺です。天秤に七輪と鍋、食器や材料を担いで移動販売していた陳包包さんが発案者とか。担々麺は「天秤棒(てんびんぼう)で担いで売り歩いた麺」の意味で、小腹がすいた時に食べるファーストフード的な存在なんですって。天秤棒で売り歩くので、汁なし、なんです。
じゃあなぜ、日本では汁あり担々麺が主流なのかというと、料理の鉄人陳建一氏の父である陳建民氏が、日本人の味覚に合う中華料理としてラーメンに寄せて考案したものが、評判になって広がったからです。陳建民さんはレシピも公開されていたので、たくさんのアレンジ料理が生まれたんですね。
ちなみにここ「あおいくま」では本場らしい汁なし担々麺と、汁ありの担々麺、両方味わえますよ。
そうだ、うれしいことにランチメニューにはミニデザートもついてくるんです。お粥ももちろんミニデザート付き。この日は黒蜜のココナッツプリン。ピリッとした辛さのあとに優しい甘さで幸せタイムです。
昼はカフェとして、夜はバルとして、一日中美味しい中華を堪能できます。
入口がちょっとわかりにくいです。セブンイレブンの斜め向かいにあるお花屋さんの横を曲がってください。
階段を登って、おいしい中華をご堪能くださいね。
中華バル あおいくま
電話:092-710-6117
住所:福岡県福岡市東区箱崎1-28-17 2F
営業時間:12:00~15:00、18:00~20:00(夜の時間は10/1現在です)
定休日:日曜日、第3月曜日
https://www.instagram.com/b.b.b.aoikuma/
https://www.instagram.com/cafe_kumano_kyusoku/